BLOG > 広告運用>【完全ガイド】これを読めばFacebook広告のすべてが分かる!広告費や配信先、フォーマットなど…
今回は「これからFacebook広告を始めたい!」という方のために
Facebook広告の全体の概要についてまとめてみました。
Facebook広告には
「どんな目的」で広告を出すのが最適なのか?
「どんな掲載先」があるのか?
「どんなフォーマット」があるのか?
「どんな強み」があるのか?
詳しく解説していきます。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
facebook広告とは
facebookとは2004年に創業され、2006年の9月26日に公開されたSNSです。
創始者はハーバード大学出身のマーク・ザッカーバーグ氏。
もともと、ハーバード大学の学生が
交流を図るためにルームメイトと共に作ったものでした。
現在では、ソーシャルネットワークサービスといい
インターネット上で社会的なつながりを
作っていくサービスとして世界中で利用されています。
Facebook の MAU(Monthly Active User=月間アクティブユーザー)は
23億7,500万人(2019年4月時点)で
世界の約30%の人が使っているサービスです。
日本国内において
月間アクティブユーザー数:2,600万人(2019年4月時点)
月間アクティブ率:56.1%
年代別のユーザー数は以下の通りです。
参考:【最新Exelデータ配布中】日本・世界のSNSユーザー数まとめ
また2012年、FacebookはInstagramを買収。
そのため、Instagramユーザー3300万人(2019年6月発表)に対しても
Facebook広告からInstagram広告を配信することができます。
facebook掲載先
Facebook広告で掲載できるプラットフォームは4つです。
それぞれの特徴をしっかりと把握し
配信するときは商品やサービスによって最適なプラットフォームを選びましょう。
ここから、それぞれの配信先について紹介していきますね。
Facebook ではフィード、インストリーム動画、
右側広告枠、インスタント記事、Marketplace、ストーリーズに表示されます。
PC 版ではフィードと右側広告枠のみです。
Facebook広告は広告を作成する前に、
まずは「何のために広告を出すのか」を考えて
目的をはっきりさせる必要があります。
広告の目的とは、広告を見たとき利用者に実行してもらいたいアクションのことです。
Facebook広告で、現在用意されている目的は
「コンバージョン」「認知」「検討」
の3つに分かれており、それぞれの目的によって選べます。
冒頭でも述べたように、
InstagramもFacebook広告として配信することが可能です。
Instagramは国内では3300万人、世界で10億人を突破。
(2019年6月発表時点)
Instagramは女性ユーザーが多いといわれていましたが
最近では40代から50代の男性まで幅広くユーザーが増えてきたため
様々な業種の広告の反応が取れるようになっています。
Instagramに広告を配信するのに最適な目的としては以下の通りです。
・ブランド認知度アップ
・リーチ
・トラフィック
・動画の再生数アップ
・コンバージョン
Instagramで利用できる広告のフォーマットは以下の通りになります。
・写真広告
・動画広告
・カルーセル広告
・コレクション広告
Instagramについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
facebook messenger
Messengerとは、Facebookが運営しているメッセージアプリです。
無料でSMSのようにスピーディーにメッセージのやり取りができます。
機能面ではLINEと大差ありません。
世界では月間利用者が13億人を超えており、LINEよりもMessengerが主流です。
広告の種類は主に3種類あります。
①Messenger広告
アプリの受信箱・ストーリーに表示される広告
②Messenger誘導広告
上と同様、アプリの受信箱とストーリーに加えてFacebookやInstagram、AudienceNetworkにも表示されます。
アプリ内広告との違いは、広告をタップするとMessengerのスレッドが起動する点です。
③広告メッセージ
Messengerアプリのみに表示でき
Messengerでやりとりしたことがあるユーザーに対して
メッセージを送信する広告になります。
Messengerに広告を配信するのに最適な目的としては以下の通りです。
・トラフィック
・コンバージョン
・アプリのインストール
・リーチ
・メッセージ
・ブランドの認知度アップ
・カタログからの販売
Messengerで利用できる広告のフォーマットは以下の通りになります。
・静止画広告
・カルーセル広告
・動画広告
Audience Network
Audience Network(オーディエンスネットワーク)とは
Facebookのターゲティング機能(年齢、性別、地域、趣味・関心など)を利用して
Facebook及びInstagramに加え
Facebook社と提携しているスマホアプリやスマホサイトへ広告を配信することができます。
Audience Networkに広告を配信するに最適な目的としては以下の通りです。
・ブランドの認知度アップ(動画のみ)
・リーチ(動画のみ)
・トラフィック
・エンゲージメント(動画のみ)
・アプリのインストール
・動画再生数(動画のみ)
・コンバージョン
・カタログ販売
Audience Networkで利用できる広告のフォーマットは以下の通りになります。
・静止画広告
・カルーセル広告
・動画広告
広告フォーマット/形式
静止画もしくは動画プラステキスト
静止画:静止画広告は、魅力的な画像とコピーが使用できるすっきりとしたシンプルなフォーマットになります。
高品質の画像やイラストを使用することで商品のビジュアルが伝わりやすいです。
動画:動画広告は、様々な長さとスタイルがあり
映像、音、動きで写真では伝わらない商品の特徴を伝えることができます。
カルーセル
カルーセル広告を使うと、1つの広告で最大10の画像や動画を表示し
それぞれに別のリンクを付けられます。
複数の製品を紹介することも、複数のカードを通して
1つのブランドストーリーを伝えることも可能です。
コレクション
コレクション広告は、ユーザーごとのサイトでの行動や興味関心に合わせて
製品カタログのアイテムを表示できるフォーマットになります。
ユーザーは広告をタップすると
特定の製品についての詳細を確認できます。
読み込みが早いためストレスを感じず閲覧が可能です。
広告出稿
出稿の仕方
Facebook広告を始めるにしても、どうやって出稿するのか分からないですよね。
ここからは入稿の仕方を説明していきますね。
Facebook広告は「Facebookぺージ」から
”投稿”を宣伝するものと
「Facebookマネージャー」を利用して
”商品やサービス”の広告を出稿するものの2つがあります。
Facebookビジネスマネージャーとは
複数のFacebookページや広告アカウントを管理できるツールです。
例えば、ブランドごとに分かれているFacebookページの一括管理や、社内での複数の人間に権限を付与することができます。
費用について
予算規模にかかわらず
Facebook、Instagram、Audience Networkに広告を掲載できます。
Facebookに広告を出す料金は広告主が決めることが可能です。
1週間に5千円を費やすことも、1週間に50万円を費やすこともできるんですね。
中には、1日のコーヒー代より少ない予算で
広告キャンペーンを実施している人もいるそう。
Facebookは広告主が決めた金額に応じて
最大限の成果をあげるよう自動化機能が働きます。
Facebook 広告の課金形式は基本的に
インプレッション課金と呼ばれるCPM(Cost Per Mille)です。
CPMについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
ですが、一部のキャンペーンでは
クリック課金(CPC:Cost Per Click)を選ぶこともできます。
ちなみに、支払い方法は4つから選ぶことが可能です。
◆クレジットカード、デビットカード
◆PayPal
◆銀行引き落とし(オンラインバンキング)
◆地域の手動決済方法
もちろん、支払いが滞ってしまうと広告配信が停止されてしまうので、しっかり確認しましょう。
オークション
Facebook広告は、GoogleやYahoo!などと同様で表示する広告は「オークション制」で決めています。
しかし、ただ1番高い値段を出した広告が勝つというわけではありません。
広告の価値が最も高いものが勝ちます。
その「価値」とは以下の3つです。
①入札単価
広告主が広告枠に配信するために設定した費用
②推定アクション率
ユーザーに表示した際に目標アクション(購入やいいね!など)を起こす確率
③広告の品質
広告とリンク先の関連性やユーザーのいいね!など様々なソースを元に広告を見た利用者が否定的な感情を抱かないか(非表示した人からのフィードバック、文字だらけの広告、煽り広告)などを判断される品質指標
購入やいいね!など目標を達成している広告がもっとも品質がよくなるのですが
目標を達成していない広告については広告関連度診断によって判断されるんですね。
広告関連度診断を判断する基準としては3つあります。
これらの指標をそれぞれ、次のように評価されるようです。
・平均より上
・平均
・平均より下(広告の下位35%)
・平均より下(広告の下位20%)
・平均より下(広告の下位10%)
しかし、広告関連度診断は正確性を確保するために
インプレッションが500未満の広告では利用できませんのでご注意ください。
メリット
ターゲティング精度が高い
Facebook 広告のターゲティングには
地域、性別、年齢などの基本的な設定と
カスタムオーディエンス、類似オーディエンスという
3つのターゲティング方法があります。
以下より、それぞれの説明をしていきますね。
コアオーディエンス
コアオーディエンスとは
地域や年齢、性別などの基本的な属性の他、学歴や職歴、興味・関心
デバイスやアプリ利用状況などの行動で設定するターゲティング方法になります。
カスタムオーディエンス
カスタムオーディエンスとは
自社が持つ顧客データやFacebookが持つデータを元に
ターゲティングすることが可能です。
Facebookが持っているデータとは、
「Facebook もしくは Instagramで動画を再生した人」や
「Instagramで広告やプロフィールにアクセスしたり、なにかアクションを実行した人」
「Facebook ページをフォローしているもしくは何かアクションをおこしている人」などのデータになります。
カスタムオーディエンスは1つの広告アカウントで
最大500種類作成することができるので
商品やサービスをいくつかのパターンに分けて
ターゲティングの設定をすることが可能です。
類似オーディエンス
類似オーディエンスとは
カスタムオーディエンスのリストに入っているユーザーや
Facebookページにいいね!をしているユーザーに似ているユーザーへ
リーチできるターゲティング方法になります。
人ベースの正確なトラッキング
広告主が行動履歴を分析する方法として
Cookieを利用したトラッキングが主流でした。
しかし、Facebookはログインして利用するサービスなので、
cookieによるウェブブラウザごとの計測ではなく
FacebookのユーザーIDをもとに計測しています。
そのため、デバイスをまたぐ場合(PCとモバイルなど)でも
人をベースにした計測が可能です。
ユーザーの購買プロセスの特定が
違うデバイス・システムを経由した場合でも可能なため
人ベースのマーケティングを実現できる有効な広告媒体として位置づけられています。
購買から認知まであらゆる目的に対応
SNSは通勤途中や何かの待ち時間、テレビを見ながらなど
スキマ時間に細切れに利用されている傾向があり、
一日に何度もサービスが利用されます。
そのため、一般的な購買過程のあらゆるタイミングで
ユーザーにアプローチすることができるんですね。
上の方で紹介したように
「認知」「検討」「コンバージョン」のそれぞれの目的に対応しているので
幅広いジャンルの広告に適応することが可能です。
まとめ
今回は「Facebook広告」について大まかな概要を紹介させていただきました。
いかがでしたか?
Facebook広告はいくつもの目的に適応しており
アプローチの仕方も様々です。
これから利用する方は、「Facebook」という媒体の特徴を
しっかり特徴を理解して始めるようにしましょう。
また、Google、Yahoo! 広告を運用していて
まだまだ予算に余裕がある方で
他の媒体でチャレンジしてみたいという方は是非お試しください。
Facebookは、仕様変更や新機能の追加などが多いため
その都度キャッチアップが必要です。
さらに、PDCAのスピードも必要になってきます。
弊社でも、Facebook広告の代行を行っておりますので
もし何かお手伝いができることがあれば、いつでもご連絡ください。
この記事を書いた人
Shiori Hashizume
webコンサル事業部所属。広告運用しながら日々勉強中。
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