BLOG > 広告運用>【男性向け】ネットで女性に商品を売る文章やデザインのコツ
男性と女性で買い物は違う
スペック重視とイメージ重視
男性の買い物で多いのは
お目当ての商品の売り場に直行し、素早く購入してさっと帰るタイプ。
一方、女性の買い物で多いのは
目的があって買い物に出かけたにもかかわらず、
ついでにまったく違うものまでウィンドウ・ショッピングして歩くタイプです。
「女性と買い物に行くとストレスが溜まる」
と言っている男性の話を聞いたことはありませんか?
それは仕方がありません。
なぜなら、数字や機能性などのスペックを重視する男性と
「ピンッっと!響くか」や
「商品の背後にあるストーリーに共感できるか」など、
イメージに左右される女性とでは
購買行動や考え方が大きく違うからです。
女性は最高に輝いている自分だけを見ていたい
男女それぞれが思い描く理想には違いがあります。
幼少期、一般的に男の子なら戦隊ヒーローや乗り物などに夢中になり、
女の子ならお姫様ごっこや着せ替え人形に夢中になることが多いはず。
その感覚は大人になってもあまり変わらないもので
男性は「より強く格好いいもの」に、
女性は「夢のプリンセス」に憧れを抱きます。
女性はいつだってお姫様を夢見ており
「最高に輝いている自分」だけを見ていたいのです。
男女の理想において「結婚に対するイメージ」は違いが大きく表れます。
[新婚家庭の写真]
[フラワーシャワーシーンの写真]
上2枚の写真は、どちらも「理想の結婚」をテーマとしています。
素敵な写真ですよね。
この2枚の写真に関して
男性は1枚目の「新婚家庭の写真」に憧れる傾向が多く、
女性は2枚目の「フラワーシャワーシーンの写真」に憧れる傾向が多いです。
いったいなぜこのような違いが現れたのでしょうか?
それは1枚目の「新婚家庭の写真」の捉え方にあります。
男性から見ると夫婦仲良く料理しながら、なんだか楽しそうで憧れる写真です。
一方、女性はこの写真を見ると
「結婚したら毎日料理作らないといけない…」
「子供が生まれたら自分の時間がなくなる…」
「忙しそう…」
など、つい現実に目を向けてしまいます。
女性は男性に比べてかなり現実主義です。
買い物の際も、このようにネガティブな現実が透けて見えてしまうと
購買意欲がなくなってしまいます。
そのため、女性には常に理想のシーンだけを見せましょう。
女性がよくする衝動買いの理由
女性は、今の自分に対して
「なんだか、どこかもの足りない…」と感じながら毎日を過ごしています。
女性にとって今の自分は「仮の姿」で
自分が思い描いてる理想が「本来の姿」です。
そして、本来の姿を取り戻す魔法があると無意識に信じており、
女性は魔法のように感じてしまう商品に出くわしてしまうと、
衝動買いせざるを得なくなります。
女性はウィンドウ・ショッピングして化粧品や洋服を買うとき、
買う瞬間に「魔法にかけてくれそう!」と本気で思ったものしか買いません。
そのため、女性に商品を売るには、
「これなら、本来の姿を取り戻せるかも!」と思わせる、
運命の出会いを演出することが必要です。
女性に商品を売るための色やデザイン
色の重要性
人が何かを判断するとき、無意識で色の影響を受けており、
商品を買うかどうか決めるときも、色が大きく影響します。
例えば、世界的大企業のグーグルは
2012年にテキストリンクの色を決めるために、
約50パターンもの「青」を用意し、世界中でテストを行いました。
このテストを経て選ばれた最もクリック率が高い青により
2億ドル(日本円で約240億円)もの利益を生み出したと言われています。
色が与える一般的な印象は以下の通りです。
色やデザインを自分の好みで決めてはいけません。
制作する目的を考え、戦略的に色を選ぶことが大切です。
女性は男性よりも感覚的に捉える力が強い
人間の脳は、できるだけエネルギーを節約しようと、
無意識のうちに自分にとって必要な情報かそうでないかを判断します。
女性は、このような感覚的にとらえる力が男性よりも強く、
一瞬のうちに
「自分に関係ありそう」「信頼できそう」かを判別しているのです。
だからこそ、色やデザインがもつ力は想像以上に大きく、
色やデザインの少しの変化が売上に大きく影響します。
男女で違うピンクの認識
男性と女性では、色に対する感覚の違いがあります。
男性は「赤は赤」「ピンクはピンク」で
どれも同じように見えるという方が多いですが、
女性は同じ系統の色の中でも、微妙な違いを区別しています。
さまざまな色の中で
男女の感覚の違いが1番わかりやすく表れるのが「ピンク」。
一般的に、男性が思い浮かべるピンクは「寒色系のピンク」ですが、
女性は「暖色系のピンク」を思い浮かべ、好む方が多いです。
ピンク1つとっても、与える印象は大きく異なってきます。
「マゼンタ」は、大人の女性が好むピンクです。
いつまでも女性らしくありたいと思う女性に好まれます。
「ラベンダー」は、エレガントでスマートな印象を与え
上品でしなやかでいたいという女性に好まれるピンクです。
「サーモンピンク」はリラックスした雰囲気や
レトロな印象を出したいときに有効。
「コーラルピンク」は明るく健康的に見える効果があるため
リップグロスなどの化粧品でも人気の色です。
男女の色に対する感覚の違いを表す代表的な例として、ピンクを紹介しました。
また、ピンクは男女の感覚の違いがわかりやすいだけでなく、
あらゆる年代の女性にとって、女心をくすぐる大切な色です。
ピンクをうまく使うと、女性の購買意欲に火をつけることもできます。
商品のパッケージやLP、ホームページなどに
適切なピンクを使って、売上アップを目指しましょう。
写真で五感に訴える
伝えたい内容を文字だけで表現するよりも
写真や映像などを使って、
できる限り感覚的に受け取ってもらうように工夫すると
女性に受け入れられやすくなります。
上の画像を見て比較するとわかりやすいかと思います。
写真を使って使い方を説明した方が、圧倒的にわかりやすく
実際に自分が使うことをイメージしやすいでしょう。
女性は具体的な結果を一瞬でイメージできる場面を見せられると
衝動買いのスイッチが入ります。
そのスイッチを入れる手段として写真や映像は有効です。
女性に商品を売るための文章
わかりやすさが一番大切
女性に響く文章の秘訣は、
売り手目線からの説明を女性から見た言葉遣いに翻訳することです。
専門用語ばかり並べた文章は、女性に全く刺さりません。
常に女性目線で文章を考え、
わかりやすくはっきりとした文章作りを心がけるべきです。
擬音語・擬態語が響く
化粧品の広告では
「スーッと浸透して、ずっと触れていたいくらいにすべすべ!」というように、
目で見た感じや動き、感触などをよりイメージさせるため、
擬音語・擬態語が文章のあちこちに入っています。
使ったときの感触を想像しやすい文章ほど、商品の良さは伝わるのです。
[よく使われる擬音語・擬態語]
たった一人に向けた文章を作る
ホームページやメールマガジンなど、インターネット上での商品案件は、
基本的にお客様の反応が見れず、一方的な説明しかできません。
そのため、
あらかじめ
「誰に向かって、何を、どのような言葉遣いで説明するのか」
を決めておかないと
表面的で薄い文章になってしまい、
誰の心にも響かない文章となってしまうのです。
明確なターゲット像(ペルソナ)をきちんと立て、
その1人に向けて作る文章の方が
メッセージ性が強くなります。
また、
たった1人に向けた文章を作ることによってターゲットを絞りすぎてしまい
お客様が減ってしまうのではないかという心配は不要です。
1人に向けて作った文章のほうが、かえって多くの人に刺さる言葉になります。
事前に不安を取り除く
人は商品を買う時
「買っても後悔しない」「ちゃんとしたものが手に入る」など、
安心感を持って購入したいものです。
そのような安心感を与える有効な手段の一つとして、権威性が挙げられます。
「雑誌に多数掲載!」
「○○受賞」
「〜ランキング第一位」
このような一言が入っているだけで
「この商品は人気の商品なんだ」
「よく分からないけどスゴそう」
と思ってしまいます。
ですので、メディア掲載実績を作り、たくさん活用していきましょう。
文章中に数字を入れ込む
女性に数字は響かないということがよく言われています。
しかし、それは全くの嘘です。
数字が入っていることで物事は具体的になり、伝わりやすくなります。
女性にとっても
「数字」は欲しいという気持ちを後押ししてくれるスパイスです。
※25%OFFという数字が入ることにより来店したい気持ちになる
まとめ
いかがでしたでしょうか。
男性が女性の感覚をとらえることは非常に難しいことですよね。
しかし、女性向けの商品を売っていくとなるとそうは言っていられません。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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この記事を書いた人
Yosuke
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