BLOG > ECモール>【2025年最新】初心者必見!Amazon大口出品と小口出品の違いを徹底解説!

Amazonに出品を検討している方は、
「大口出品」にしようか「小口出品」にしようか、
出品方法を迷われているのではないでしょうか?
「出品方法の違いを知りたい!」
「自分自身が出品するときはどっちが良いんだろう。」と
上記お悩みを抱えている方へ、徹底解説していきます!
大口出品と小口出品の違いを解説!
下の表は、Amazonが公開している大口出品と小口出品の違いです。

参照:Amazon出品サービス「大口出品と小口出品の違い」
https://services.amazon.co.jp/services/sell-on-amazon/individual-promerchant.html
このように、8つの項目で紹介されています。
この項目以外にも必要な情報を盛り込み、10項目を詳しく深堀していきますね。
月間登録料/成約金

参照:Amazon出品サービス「料金プラン」
https://services.amazon.co.jp/services/sell-on-amazon/fee.html
月間登録料は大口出品が4,900円(税別)、小口出品は「無料」です。
「え!無料?!それなら小口出品にしよう!」と思った方は、要注意。
小口出品には、これとは別に基本成約料という手数料が発生し、
1個売れるごとに100円かかります。
大口出品では月間登録料がある代わりに基本成約料は無料です。
つまり、月に50点以上売れる・売る予定のある商品であれば、
大口出品にしていた方がお得になります。
一方で月49点以下の件数想定であれば、小口出品がおススメです。
一括出品ツールの利用
Amazonで商品を販売する際には、出品作業を行う必要があります。
一括出品ツールとは、出品の際に登録する必要のある
以下の7項目を一括で登録できるツールです。
<登録する必要のある7項目>
- ・出品者SKU
- ・コンディション
- ・コンディション説明(任意)
- ・販売価格
- ・ポイント
- ・在庫
- ・リードタイム
この一括出品ツールを利用できるのは大口出品のみです。
一括出品ツールを利用できない小口出品では
上の7つの項目を1項目ずつ入力して出品を行う必要があります。
商品点数が多い出品者は、効率を考えると大口出品がおススメです。
一方で商品点数が少ない出品者は、小口出品で十分でしょう。
各種レポートの利用

大口出品では、各種ビジネスレポートを使用することができます。
売上点数・売上金額・アクセス数・購入率など細かい数字データを見て、
お客様の動向を知ることができる唯一の方法です。
さらにレポートには、ビジネスレポートや決済レポート、
ペイメントレポートなどがあり、場合によって様々なデータを見分けることに使います。
小口出品ではレポートを使うことができないので、
商品データを閲覧してPDCAを回しながら運用していきたい場合は、大口出品をおススメします。
ビジネスレポートをはじめとした
Amazonで出品する際に使用する用語や使い方について
以下の記事で詳しく説明しています。ぜひご覧ください。
出品者独自の配送料金
お届け日時指定の設定
大口出品では、出品者独自の配送料金を設定することができます。
配送料には、大きく分けて2種類あり、いずれかの配送料を個別に設定します。
また、お届け日時指定の設定ができるのも大口出品のみです。
一方小口出品は、配送料・お届け日時指定を設定することができず
一律で以下のように決まっています。


参照:出品者の配送料と配送条件
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201910890
お客様の立場に立つと、お届けの日時を設定できるほうが便利がいいかもしれないですね。
法人向け販売機能の利用
Amazonでは、企業の商品を個人が購入するというイメージが強いと思いますが、
法人向けに販売することも可能だということをご存知でしたか?
大口出品に限り、事業者間での取引に向けたサービスを拡大しています。
小口出品では利用ができない機能です。
購入者へ提供できる決済方法

大口出品は、支払い方法が8種類あり小口出品より3種類多いです。
キャッシュレスの普及が拡大している時代ですが、
クレジットカードで支払うことに抵抗がある人は、まだいらっしゃるかもしれませんよね。
そんな方は、現金で支払う「コンビニ決済」「代金引換」がある大口出品だと利用しやすいでしょう。
そのため現金で支払いたいと思っている方には必然と大口出品の商品が選ばれることになります。

利用可能なオプションサービス
出品者が利用可能なオプションサービスは、3つあります。
- ・FBA発送
- ・マケプレプライム
- ・Amazonスポンサープロダクト(広告サービス)
■FBA発送
大口出品でも小口出品でも、どちらでも利用できるサービスが「FBA発送」です。
発送方法として、「FBA発送」と「自己発送」の2種類があります。
FBAとは、Fullfilment by Amazonの略でAmazonが提供する物流サービスのこと。
商品管理・注文処理、出荷、配送、カスタマー対応まですべてAmazonが行います。
FBA発送は24時間365日対応しているため、休日に限らずお客様に商品を早くお届けします。
商品を早くお届けすることができる分、お客様の満足度を上げることができるかもしれません!
FBA発送について知りたい方は以下の記事をご覧ください。
■マケプレプライム
マケプレプライムとは、商品画面に
「プライムマーク」がつくプログラムのことです。
こちらは大口出品だけが利用できるサービスになっています。

このようなマークを見たことがありませんか?
マケプレプライムでは、配送料無料やお急ぎ便無料を設定することができます。
その分、お客様の利便性が高まるので、商品が多くのお客様の目に留まります。
販売機会が増加する、ショッピングカートボックスの獲得率がアップするなど、
他にも数多くのメリットがあります。
■Amazonスポンサープロダクト(広告サービス)
Amazon内で設定できる広告サービスのことです。
この広告サービスを利用できるのは大口出品のみです。
スポンサープロダクト広告について詳しく以下の記事でご紹介しているので
ぜひご覧ください。
カートボックスの獲得
カートボックスに商品を表示する権利があるのは「大口出品」のみです。
カートボックスというのは、この赤で囲んでいる部分のこと。

このボタンをクリックすると、複数ショップのうち、1つのショップの商品がカートに入ります。
これを「カートを取得する」といい、カートを取得できるかは、
価格や発送方法、ショップの評価などによって決まります。
しかし、どのショップがカートを取得できるかはAmazonが判断・選別しており、
詳しい情報は開示されていません。
カートを取得している時間が長い出品者もいれば、全くカートをとれないという出品者もいます。
しかし、残念なことに、小口出品にはこのカートボックスを取得する権利がありません。
以下の画像の「新品の出品」をクリックすると
カートボックスを取得できていない他の出品者全員を見ることができます。
これは、当商品に自社を含めて16もの出品者がいるということなんです。
ただ、「新品の出品」の欄をクリックして購入することができることを知っている購入者は、ほとんどいません。
そのため、カートボックスを取得できれば、それだけ売上にも繋がることになるため
カートを取得することは、とても大切になってきます。
カートを取得するためには、他の出品者の出品を対策しなくてはなりません。
Amazonでの転売対策について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
またモールで転売されている商品は自社商品での対策が必要です。
転売の仕組みや対策方法を以下の記事で紹介しているので、ぜひ活用してください。
新規出品
新規出品ができるのは、大口出品のみです。
新規出品とは、Amazonの商品ページに出品されていない商品を新しく登録すること。
小口出品では、販売したい商品がすでにAmazonで出品されていた場合、
新規ページを作るのではなく、既存ページに相乗りする形で出品しなければいけません。
この出品方法を「相乗り出品」といいます。
先ほど説明した「新品の出品」をクリックしたあとは、このような表示がでてきます。
相乗り出品をすると、この表示で自社の商品が表示されます。

15もの競合がいる中で自社の商品を手にとってもらう必要があるんです。
新規出品・相乗り出品ごとの出品方法については以下記事にまとめています。
ぜひご確認ください。
小口出品を選ぶべきなのはどんな人?
ここまで様々な説明して来ましたが、
「あれ?大口出品の方がお得だし、機能もたくさんあるな……。」と思っている方が大半だと思います。
しかし、
「これから出品をしていく予定で売上の目途がたたないという人」
「本当に売れるのか分からないと思っている人」は
月に4,900円(税別)の固定費がかかるのは、正直不安要素ですよね。
では、小口出品を選ぶべきなのは、どんな人でしょうか?特徴を以下の3点にまとめました。
- 売上個数の予定が、月に49個以下。
- テスト的に販売を行い、出品の仕組みを理解したい。
お試しでAmazon出品を行いたい人やあまり個数を売るつもりがない人は、
小口出品でも大丈夫だと思います。
しかし、大口出品と同じように販売手数料がかかったり
FBA発送を利用する際は手数料がかかったりするので注意してくださいね。
販売手数料については以下の記事で詳しく説明しているのでご覧ください。
まとめ

様々な項目で違いを説明していきましたが、
大口出品・小口出品それぞれでメリットとデメリットが見えてきたと思います。
オススメしたい出品者の特徴を下記にまとめました。
■大口出品
- 月に50個以上の件数販売見込みがある。
- 各種ビジネスレポートを見たい。
- Amazon内で販売強化を行い、大きく拡大していきたい。
- 配送料金、お届け日時を設定したい。
- 広告・マケプレプライムを使いたい。
■小口出品
- 月に49個以下の販売見込み。
- お試しでAmazon出品を行ってみたい。
出品する商品や商品数などで大口出品がいいのか、小口出品がいいのかが変わってくると思います。
大口出品・小口出品は変更することも可能なため、運営を行ってみてから変更するという手だてもあります!
このブログを書いているHide&Seekは、
Amazon、楽天の運営代行を行っている福岡のwebコンサルティング会社です。
「ECモールに出店したいが、リソースを割く余裕がない」
「あくまで自社モールに優位性を置いた上で、販路を増やしていきたい」
「ECモールに出店したけれど、手が回っていなくて売上が上がらない」
「カートを取得する方法を知りたい!」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ下のコンタクトフォームのリンクよりお問い合わせください。
この記事を書いた人
Keishin
ECモール事業部所属。 主にAmazonの運用代行・コンサルティングを行なってます! 明るく!ポジティブに!挑戦心!
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