BLOG > 広告運用>リスティングやディスプレイなど『WEB広告』の種類総まとめ!
今やどのビジネスにおいても必須と言っても差し支えないWEB施策。
その中でもWEB広告は認知を急速に広げられる、早く顧客獲得に繋げられるということで興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこでWEB広告にはどんな種類があるのか、またそれぞれどのような特徴があるのか簡単にまとめてみました。
WEB(インターネット)広告を利用するメリット
今では誰もがパソコンやスマートフォンを持ち、お店を探すにも商品を買うにもネットで検索して口コミやメニューを調べるように、判断材料としてインターネットを使います。
さらにはネットから商品を見つけ、そのまま購入に繋がるケースも少なくありません。
そんなWEB広告はどんどん進化を重ね扱いやすくもなり、メリットがたくさんあります。
ターゲットを細かく設定できる
WEB広告の最大のメリットの1つが「ターゲットを細かく設定できる」ということです。
ユーザーの興味関心のあるものや性別、年代、地域など細かくターゲットのセグメントを分けて広告を配信することができます。
これにより商材に興味のある顕在層にのみ広告を配信したり、興味のありそうな潜在層に少し広げて広告を配信したりなど、柔軟に配信できるのです。
少ない予算から始められる
新聞や雑誌、看板などの純広告と言われる広告は初期費用が高いですがWEB広告は少ない予算から広告を配信することができます。
例えばGoogle広告の検索連動型広告では日予算(1日あたりの予算)1000円から広告を回し始めることができるのです。
他にも購入が確定してから費用が発生する成果報酬型広告や1000回広告が画面に表示されたら費用が発生するインプレッション課金など、少ない金額で始められる課金形態の広告もあります。
効果の測定がしやすい
WEB広告のほとんどに「管理画面」と呼ばれる、広告の効果を計測する機能があります。
↓こちらはGoogleの管理画面です。
(自社の管理画面なので数値はモザイクをかけています)
これにより広告の表示回数、クリック数、コンバージョン数などの数値を細かく見ることができ、広告の効果を高めるための施策がさらに練りやすくなります。
すぐに効果がでやすい
WEB広告は入稿して数日で審査が終わり広告が掲載されるので、すぐに効果を確認可能です。
SEOやSNS運用では効果が反映されるまでに数ヶ月を要することもありますが、WEB広告であればすぐに費用をかけた分の広告が掲載されるので短期間で広告効果を得られます。
またほとんどの場合、管理画面の数値は数分~30分で更新されるので早くPDCAを回すことができ、運用次第で高い費用対効果が期待できるのです。
広告出稿中でも広告の内容を調整できる
新聞広告や雑誌広告は途中で中身を変更できませんよね。しかしWEB広告の場合はいつでも広告を切り替えることができます。
これによりクリエイティブのABテストを早く回せますし、その日ごとに日予算やターゲティングなどの配信設定を変えることができるので、予算が無駄になりません。
しかし配信URLの中身を審査後に意図的にすり替えるのは倫理的にNGですし、内容が法律に触れていれば違法です。やめておきましょう。
WEB広告の種類
WEB広告にはたくさんの種類があります。
今回はその中でも代表的なWEB広告を特徴とともにご紹介しますね。
リスティング広告
リスティング広告はGoogleやYahoo!を代表とする検索エンジンの検索結果やそれらの関連サイトに表示される広告です。
「検索連動型広告」と「ディスプレイ広告」の2種類があります。
検索連動型広告は下の画像に黄色で示した検索結果の広告枠に表示される広告のことです。
<Google>
<Yahoo!>
自ら興味関心のあるキーワードを検索したユーザーにのみ広告が表示されるので、悩みが顕在化したユーザー層(顕在層)にアプローチをかけることができます。
こちらの記事で検索連動型広告について詳しく解説しているので、合わせてお読みください。
対してディスプレイ広告は、Googleの関連サイトであるYoutubeやYahoo!の関連サイトであるYahoo天気などの広告枠に表示される広告です。
主にGoogleにおけるディスプレイ広告をGDN、Yahoo!におけるディスプレイ広告をYDAと呼ぶので覚えておきましょう。
ディスプレイ広告
そもそもディスプレイ広告は、WEBサイトやアプリなど様々なメディアの広告枠に表示される「画像」「テキスト」「動画」タイプの広告のことを指します。
(画像を用いた広告を特に「バナー広告」と呼びます。)
画像を使うことで商品や会社のイメージを伝えやすいのもメリットですね。
またデモグラ(デモグラフィックの略)と呼ばれる年齢、性別、地域などの基本データや特定のサイトに訪れた閲覧履歴などからターゲティング設定を行うことができます。
こちらの記事でディスプレイ広告について詳しく解説しております。
リターゲティング広告
リターゲティング広告とは、特定のURLを訪問したユーザーに表示させる広告です。
例えばAという商品のサイトを訪問し離脱してしまったユーザーに再度広告を表示させることで、購入を促すことができます。
サイトを離脱してから10日経ったユーザーに広告を表示するよう設定したり、LPやカート画面まで遷移したユーザーに分けて広告を表示するよう設定したりもできますよ。
ただし離脱したユーザーを追いすぎると「煩わしい」と思われてしまうこともあるので注意が必要です。
こちらの記事でリターゲティング広告広告について詳しく解説しております。
アフィリエイト広告
直近だとインスタグラムのインフルエンサーが行っているPR案件が一番イメージしやすいのではないでしょうか?
アフィリエイト広告はコンバージョンが発生してから広告料が発生する成果報酬型の広告のことで、例えばインフルエンサーが商品をストーリーで紹介して、ユーザーがそのリンクから商品を購入したら広告主がインフルエンサーに広告費を支払います。
また間接的にアフィリエイターとつないでくれるASPというサービスもあり、A8.netやもしもアフィリエイト、バリューコマースなどが有名です。
ネイティブアド
ネイティブアドは、メディアサイトやメディアアプリ内にある記事などのコンテンツと同じ見た目をした広告のことです。
(特にメディア内のコンテンツの間に溶け込ませた広告をインフィード広告と言います。)
サイト上に溶け込んだ形で表示されるのでユーザーに不快感を与えにくく、読んでもらいやすいのが特徴です。
アドネットワークと呼ばれる複数のメディアサイトから広告枠を買っている広告配信サービスを利用すれば、特定の物事に関心がありそうなユーザーにセグメントして広告を配信することができます。
例えば美容サプリの記事広告を表示させたい場合、女性の美容メディアサイトに配信されるとさらに読んでもらいやすいです。
記事広告
記事広告はその名の通り記事の中で商材を紹介する広告です。
商品のユーザー目線で書かれていることが多いので、見込み客となるページの訪問者に同じ消費者目線で商品の良さを伝えることができます。
また記事のためネイティブアドとの相性がよく、アドネットワークに掲載する際は記事広告が使われることが多いです。
動画広告
最近はTikTokやYoutubeなどの動画配信サービスがどんどん勢いを増してきており、動画広告も主流になってきました。
動画広告は画像やテキストだけでは伝えきれない情報も盛り込むことができ、目を引きやすいので潜在層やあまり関心のない層へ向けた認知拡大としての効果が高いです。
加えて動画配信サービスのユーザーには若年層が多いので、若年層向け商材の広告を打つには特に相性が良い広告になります。
動画広告も配信面によって名前が変わるので、それぞれご紹介しますね。
インストリーム広告
インストリーム広告はYoutubeやAbemaTVなど、動画の途中などで再生されるCMのような動画広告です。
最近ではスマホアプリを立ち上げた際に再生されたり、ゲームアプリで次のゲームに進む際に再生されたりすることもあります。
またこれらには、途中で広告をスキップできるスキッパブル広告とスキップできないノンスキッパブル広告の2種類があることも特徴です。
インバナー広告
インバナー広告は主にディスプレイ広告枠に表示される動画広告です。
ディスプレイ広告なので、普段Youtubeなどの動画サイトを利用していないユーザーにも広告を表示できるというメリットがあります。
インリード広告
インリード広告は、Webサイトのページをユーザーがスクロールして動画広告が表示された瞬間から再生される動画広告です。
ユーザーにとってはサイトをスクロールをしていると、急に動きのある動画広告が表示されるため目にとまりやすいことがメリットと言えます。
これから5Gの時代が来ることも踏まえて、動画など容量の大きい広告をより扱いやすくなることが予測されるため、今後さらに注目を浴びることとなる広告の1つと言えるでしょう。
動画リワード広告
動画リワード広告とは、ゲームなどのアプリ内でユーザーに対してゲーム内通貨やゲーム時間延長など何かしらの報酬(リワード)を与えることを前提に再生される動画広告です。
ユーザーに対して対価を与えているため動画が再生されやすいことに加え、基本的に全画面表示で再生されるので商材のよさを最大限伝えやすいのがメリットと言えます。
SNS広告
SNS広告はその名の通り、SNS内部で表示できる広告を指します。
SNSは現代社会の生活インフラとしても欠かせない存在となっているので、今では若年層だけで無く幅広い世代にアプローチをかけることができるようになりました。
ここではそんなSNSの中でも日本で台頭している4つのSNSにおける広告とその特徴についてご紹介します。
LINE広告
LINEは日本国内で生活インフラとして根付いているため、幅広い世代の方にアプローチ可能な広告です。
LINEアプリ内の「ホーム」「トーク」「VOOM」「ニュース」「ウォレット」全てに配信面があり、多様な広告フォーマットから選んで配信することができます。
Twitter広告
Twitter広告は20〜40代に向けてアプローチしやすい広告です。
広告に対していいねとリツイートができるので2次拡散が狙えるのが特徴と言えます。
しかし広告にコメントをすることも可能なため、ブランドに傷をつけてしまう可能性もあり注意が必要です。
META広告
最近FacebookからMETAに社名を変更したため、広告サービス名も「META広告」に変更となりました。
ユーザー登録時に家族構成や学校などを入力する欄があるため、ターゲティング精度が非常に高いのが主な特徴です。
Facebookはもちろんのこと、傘下のInstagramにも広告を配信できます。
TikTok広告
最近成長が著しいTikTokは、Youtubeユーザーの若年層のパイを獲得すると同時にWEB広告業界でもどんどん伸びてきました。
TikTok広告ではTikTokに広告を出せるのはもちろんのこと、Pangleという広告媒体としてTikTok以外のスマホアプリの縦動画広告枠にも配信することができます。
動画の冒頭2秒部分を変えるだけでも広告効果が大きく変わるので、ABテスト次第では単品リピート商材でもROAS200%が出るくらい可能性のある広告です。
まとめ
WEB広告にはたくさんの種類があり、特徴があり、それぞれの媒体に合う商材があります。
広告は認知拡大や何かしらのコンバージョンが目的であり、予算に見合った成果が得られなければ意味がありませんよね。
もし広告で成果が上げられないようなときは、SEOを強化してみるのも1つの手です。
こちらの記事ではSEO対策について詳しく解説しております。ぜひ参考にしてみてください。
ただWEB広告は小額から始められるものも多いので、もし売上が伸び悩んでいて次の手を決めかねているなら、ぜひ始めることをお勧めします。
またWEB広告も広告の表現が厳しい世界ではあります。そこで必要なのが薬機法や景表法の知識です。
こちらの記事ではその中で薬機法についてを詳しく解説にしておりますので是非参考にされてください。
この記事を書いた人
Ryutaro
WEBコンサルティング事業部でリスティング広告を含めたアド全般の運用をしています。最近はChatGPTにハマってます。
最新記事Top3