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【2023最新】GDNとは?〜YDA(旧YDN)との比較からバナーサイズまで〜

カテゴリー: 広告運用

Shiori Hashizume

           最終更新日: 2023.07.19

カテゴリー: 広告運用

・WEBの広告代理店に勤めることになった
・自社の広告運用を担当することになった
・最近、広告運用について勉強を始めた
・直近のGDNってどんな仕様だろう

 

そんな方々のために今回はGDNについて詳しく解説していきたいと思います。

 

初心者の方でもわかりやすくなっていると思うので、ぜひ読んでみてください。

 

 

GDNとは

GDNはGoogle Display Network(グーグルディスプレイネットワーク)の略で、簡潔に言うとメディアサイトやYoutubeなど様々なサイトに広告をまとめて配信するGoogle広告の仕組みのことです。

 

下図のように、多くの広告主から広告出稿をしてもらい、その広告をまとめて複数の広告枠に同時に配信できます。

 

 

今回このGDNについて詳しく説明していきますが、理解を深めるためにYDA(旧YDN)と比べながら解説していきたいと思います。

YDAとの違い

掲載先の違い

 

まずは掲載先の違いからです。

 

GDNはYoutubeやGmailなどの自社サービス面はもちろんのこと、その他にも食べログやpixivなどの提携先サイトに配信されます。

 

その他にもGoogleアドセンスと契約したサイトには配信されるため、サイトの大小にかかわらず幅広く掲載されるのが特徴です。

 

一方、YDAはYahoo!JAPANやYahoo!ニュースなどのYahoo関連サービスや、LINEや朝日新聞DIGITALなどの提携先に配信されます。

ターゲティング方法の違い

GDNとYDAではターゲティング方法にも違いがあります。

GDNYDA(旧YDN)
ユーザー属性年齢

性別

世帯年収

子供の有無

年齢

性別

ユーザーの興味や関心アフィニティカテゴリオーディエンスカテゴリー
ユーザーが積極的に調べている

情報や立てている計画

カスタムインテントオーディエンス

コンテンツターゲット

コンテンツキーワード

サイトカテゴリー

ユーザーがお客様のビジネスを

利用した方法

オーディエンスリスト

(リマーケティングやカスタマーマッチなど)

オーディエンスリスト

(リターゲティングや顧客リストなど)

過去の検索履歴サーチキーワード
地域国、市区町村、管轄地域特定の地点からの半径など都道府県、市・群
デバイスモバイル

パソコン

タブレット

テレビ画面

PC

スマートフォン

タブレット

※赤い文字はどちらかのみの特徴

 

表からもわかるように、GDNはユーザーが積極的に調べている情報やかなり詳細な地域設定でターゲティングを指定できることが特徴です。

 

一方でYDAは過去の検索履歴を用いるサーチキーワードターゲティングを使うことができます。

 

GDNターゲティングの全体像

以下の画像が、GDNターゲティングの全体像です。

 

「ユーザー層のターゲティング」と「状況に基づくターゲティング軸」の2軸を掛け合わせることで多種多様なターゲティングを実現できます。

 

例えば「自社サイトを訪れて30日以内のユーザーのうち”youtube.com”を見ているユーザー」に配信したり、「55歳以上の女性のうち美容通のユーザー」に配信したりなどです。

 

それぞれ簡単に説明していきましょう。

 

アフィニティカテゴリとは

ユーザーのライフスタイル、趣味・嗜好など他の媒体でいう「興味関心」を指定して配信するターゲティング機能です。

 

ゴルフファンやビジネスニュース好きなど細かいものを合わせると117もの項目があります。

 

カスタムインテントオーディエンス

特定のキーワードやURLと関連性の高いサイトに配信できるため、比較的購買意欲の強い顕在層にアプローチできる機能です。

キーワード10個、URL5個を設定することが推奨されています。

 

リマーケティングとは

Googleタグを埋めた自社サイトへ訪問したユーザーに対してもう一度広告配信できる機能です。

 

リターゲティングについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

 

カスタマーマッチとは

オーディエンスマネージャーに顧客データ(メールアドレス、電話番号など)をアップロードすることで、既存顧客や既存顧客に近しい属性のユーザーに広告を配信することができます。

 

配信量(配信ボリューム)はアップロードしたデータに左右されますが、購買意欲が高いと思われる人に絞って配信が可能です。

 

デモグラフィックターゲティングとは

性別、年齢、世帯収入、子供の有無、地域など人口統計学的な属性を指定して配信することができる機能です。

 

デバイス

モバイル、パソコン、タブレット、テレビ画面ごとに配信面を分けてアプローチできるターゲティング機能です。

 

プレースメントターゲティングとは

GDNの広告掲載場所のことをプレースメントと言い、特に広告主が広告掲載先として指定したプレースメントを手動プレースメントと呼びます。

 

以下の画像のように、広告表示位置を選択して配信できるということですね。

 

 

■コンテンツターゲティング(自動ターゲティング)とは

「設定したキーワード」と「トピック」それぞれの要素に基づいて関連性の高いサイトに広告を表示する機能です。

 

 

設定したキーワードと関連の高いウェブサイト、アプリ、動画に広告を表示するものを「キーワードターゲット」、またGDNの中で選択したトピックに関連のあるコンテンツが掲載されているページに広告配信を行うものを「トピックターゲット」と呼びます。

 

このようにGDNには多様なターゲティング機能が用意されており、組み合わせと工夫で様々なことができるのでとても複雑です。

 

そのため、運用者のスキルが成果へとダイレクトに影響します。自社で運用するのならば、それなりの時間をかける覚悟を持って挑みましょう。

効果的な使い方

結論から言うと、予算の許す限り両方の媒体に出稿することをお勧めします。

 

なぜならば、媒体によって配信されるサイトが異なるからです。

 

できるかぎり多くのユーザーに商品やサービスを知ってもらうにはGDN・YDAどちらも押さえておきたいところですね。

 

しかしながら、予算に限りがある場合は限られた予算を効果的に使っていかなければなりません。

 

その場合、まずはターゲットとなるユーザーが普段どんなサイトを訪れていそうなのかを考えてみることが大切です。

 

 

GDNは、多彩なジャンルであったり個人のブログに掲載ができることから、趣味に関する商材に向いていると考えられますよね。

 

 

また、どんな層をターゲットにしているかでも違います。

 

GDNはYouTubeやスマホアプリなどに配信ができるので、比較的よくスマホを使う層や若年層向けの配信に向いていると考えられますよね。

 

ちなみに、YDAは情報関連サイト(Yahoo!ニュースなど)に配信ができるのでニュースを見ているサラリーマンや、比較的年齢の高い層への配信に向いていると考えることができます。

 

このようにGDNの特徴をしっかりと掴んだうえで

・広告を出したい商材はどんなものか
・どんなターゲットへ配信したいのか

を踏まえて、どちらにどのくらい予算を使っていくのか考えていくことが必要です。

バナーサイズ

最後にバナーサイズを紹介していきたいと思います。

 

主にバナーの種類は2種類。

 

バナーサイズ一覧

①イメージ広告

イメージ広告とは画像(バナー)のみでつくられた広告のことで、さまざまなサイズの静止画像、アニメーション画像を使用できます。

 

この中で「300×250」はモバイルにもパソコンにも表示できるレスポンシブサイズです。

 

画像のサイズで迷った時、まずはこのサイズで作成してみることをお勧めします。

 

■バナーの入稿規定

・30秒を超えるアニメーションは許可されない
・ファイル形式は「JPG・PNG・GIF」のみ
・ポリシー違反(例:画質がやや粗い、LPとの関連性が低い)

②レスポンシブ広告

レスポンシブ広告とは、画像とテキスト(広告見出し・説明文)を入稿すると、配信先の広告スペースに合わせて「サイズ・表示形式・フォーマット」が自動的に調整されます。

 

■テキストの入稿規定

テキスト文字数制限
広告見出し(最大5個)半角30文字以下

(全角15文字以下)

長い広告見出し(1個のみ)半角90文字以下

(全角45文字以下)

説明文(最大5個)半角90文字以下

(全角45文字以下)

会社名半角25文字以下

(全角12文字以下)

 

■画像の入稿(バナーの中に入れる画像

レスポンシブ広告
横長600px × 314px 以上

(縦横比1.91:1)

スクエア300px × 300px 以上

(縦横比1:1)

ロゴ(省略可能)128px × 128px 以上

(縦横比1:1)

容量の上限5120 KB

 

レスポンシブ広告ではバナー画像内にテキストを入れたい場合、文字の部分が画像全体の20%を超えると審査に通過しないので注意してください。

まとめ

今回、GDNについてYDAとの違いを踏まえながらまとめてみました。

 

YDAとの違いも考えながら理解を深めていくと、より効果的な方法で運用できそうですね。

 

他にもWEB広告はたくさんあります。

 

WEB広告についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

この記事を書いた人

Shiori Hashizume

webコンサル事業部所属。広告運用しながら日々勉強中。

     

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