BLOG > ECモール>【2025年最新】楽天ターゲティングディスプレイ広告を徹底解説!

楽天運用に欠かせない「楽天ターゲティングディスプレイ広告(※TDA広告)」
この広告は店舗側が設定したセグメントにバナー広告を配信できるため、
セグメントに対して効果的な訴求が可能になる魅力的な広告なんです!
今回は、実際に運用して分かった
ターゲティングディスプレイ広告の入稿方法から
効率的な運用方法まで徹底解説します。
ターゲティングディスプレイ広告とは?
ターゲティングディスプレイ広告とは、
店舗側が設定したセグメントにバナー広告を配信できる広告です。
※セグメントとはユーザーの年齢や性別、居住地域、特定ジャンルの閲覧・購買履歴があるなど、
特定の区分で区切った集まりを指します。
広告の表示回数によって予算を消化していくため
IMP課金型広告といっていいでしょう。
また、ターゲティングディスプレイ広告は入札単価を引き上げることによって
競合のキャンペーンに勝つことが可能な仕様になっています。
そのため、競合が多い状況下では入札単価を引き上げることによって露出を強めていきましょう。
このターゲティングディスプレイ広告(TDA)に入稿されたバナーは
各イベントページをはじめとした様々な掲載面に配信されるためご確認ください!
・商品の閲覧履歴
・ランキング
・商品レビュー
・お気に入り
・購入履歴
・商品価格ナビ
・お買い物完了ページ
・商品レビューページなど
ターゲティングディスプレイのメリット
楽天のユーザーデータを利用したセグメント配信ができる
年齢や性別はもちろん、楽天の会員ランクやイベント閲覧履歴など
楽天独自のユーザーデータをもとにターゲティング配信を行うことができます。
例えば、同じ検索履歴のユーザーでも
直近の購入が昨日のユーザーと1年前のユーザーでは
前者のほうが商品を購入する確立は高いでしょう。
楽天内でのユーザーの行動履歴でセグメントを設定し
最適な広告配信ができることは、
ターゲティングディスプレイ広告最大のメリットと言えます。
※任意機能で楽天市場外への配信も可能なため、ターゲットユーザーへの広告接触機会を増やすこともできます。
バナーデザインを独自で作成できる
テキストの割合やフォントサイズに制限があるなど
レギュレーションはあるものの
自由にバナーを作成し出稿することが可能です。
設定したセグメントにより訴求できるデザインが
ある程度自由にできるのもターゲティングディスプレイ広告のメリットですね。
パフォーマンスレポートで効果を測定できる
RPP広告やクーポンアドバンス広告と同様、
パフォーマンスレポートで以下の数字の効果測定ができます。
・広告表示回数
・ビューアブルインプレッション数
・実績額
・クリック数
・CPC
・ビューアブルCTR
・vimp単価
・CTR
・売上件数
・売上金額
・ROAS
・新規顧客売上件数
・新規顧客売上金額
・既存顧客売上件数
・既存顧客売上金額
また、ターゲティングディスプレイ広告は、イベント時に入札単価を自動的に一定割合強化する機能もあります。
イベント時期の入札単価の運用をおこなう時間がない方は
最初から「イベント時入札強化」を設定しておくことも1つの方法でしょう。
最低予算50,000円のため、まずは運用をしてみて
その結果を見て調整を行っていくことも可能です。
効率よく店舗の認知度を上げたい方や
新規顧客を獲得したい方にとって魅力的なターゲティングディスプレイ広告。
しかし、以下のようなデメリットがあることも理解しておく必要があります。
ターゲティングディスプレイのデメリット
実際に配信するまでに時間と手間がかかる
ターゲティングディスプレイ広告は、
バナーを作成して入稿し、修正がある場合は再入稿まで行う必要があります。
そのため、RPP広告やクーポンアドバンス広告など、
楽天内の他の広告に比べて配信までに時間と手間がかかるのがネック。
また、クリエイティブのPDCAを回していくには
継続的にリソースをかけていく必要があるでしょう。
設定した予算を消化するまで広告の配信を止めることができない
楽天の仕様上、設定した予算を消化しきるまで
広告の配信を止めることができません。
ターゲティングディスプレイ広告の最低設定予算は50,000円。
一度入稿したバナーは、
予算を消化しきるまで変更することはできないのがネックです。
クリエイティブのPDCAを行いたい場合は
最低予算でキャンペーンの設定を行い、
できるだけ細かくテストを行っていきましょう。
バナー入稿後のキャンセルができない
バナーを一度入稿すると、その後のキャンセルができない仕様となっています。
希望のスケジュールで広告を配信できるよう
スケジュールなど余裕をもって準備を行いましょう。
これらのデメリットを考慮しても、
楽天内の希望するセグメントに最適な広告を配信できる
ターゲティングディスプレイ広告は
楽天内の認知度を高めたい店舗や、新規顧客獲得を目指す店舗は
一度試してみる価値のある広告と言えます!
入稿方法
ターゲティングディスプレイ広告の入稿は2STEP!
【STEP1】キャンペーン新規登録をする
「キャンペーン」→「新規登録」からキャンペーンを登録します。
以下の9つの項目を入力または選択しましょう。入力後⑩の保存を押せばキャンペーン登録の完了です。
①キャンペーン名
②キャンペーン期間
③予算
④入札単価
⑤イベント時入札強化
⑥楽天市場外配信
⑦配信ペース
⑧設定URL
⑨対象セグメント
【STEP2】原稿を作成し入稿する
キャンペーン一覧から「未入稿」をクリックし、バナーの入稿画面に進みます。
その後バナーをアップロードし、リンクURLを入力します。
①400×800
②1280×200
③480×360
④880×320
以上で入稿作業は完了です!
注意していただきたいのがバナーの入稿時期です。
入稿したバナーには必ず審査が入るため、修正の可能性が大いにあります。
そのため配信開始したい日に間に合うようできるだけ余裕を持って入稿しましょう。
効率的な運用方法
最後にターゲティングディスプレイ広告の効率的な運用方法を解説します。
セグメントの立て方
まずはセグメントの立て方についてです。
1つ目は「認知拡大の場合」。
これは、潜在的なターゲット層に向けて広く広告を配信し、
自社の商品やサービスの存在を知ってもらうことを目的とします。
そのため商材に合わせて「性別」「年齢」「閲覧履歴」を設定して
ブランドのことは知らなかったが、知った場合に購入してもらえそうなユーザーにアプローチ。
潜在層へのアプローチとなるため、転換率が下がりやすいことが懸念ですが認知拡大にはぴったりでしょう。
2つ目は「リターゲティング(刈り取り)の場合」。
自店舗を一度訪れたことのあるユーザーに広告を届け、
商品を再認識してもらうことで、購入へとつなげることが目的です。
既存顧客に向けた複数セットや目の前の売上を作りたい時に「性別」「年齢」「閲覧履歴」「購入履歴」を設定して
すでに自店舗を訪れたことがあり、購入意欲の高いユーザーにアプローチ。
購入意欲が高いからこそ転換率は上がりやすいため、商材や店舗の状態によって使用していくことが重要です。
ターゲット設定においては、楽天RMSの「顧客分析レポート」を活用し、
年代や会員ランクごとの購入率を確認することが重要です。
それにより、「どの層を強化するのか」を明確にしてPDCAを回していきます。
施策と絡ませて出稿する
楽天市場広告など、他のディスプレイ広告と同様
クーポン施策やポイント施策と絡ませて出稿するのがおすすめです。
楽天ユーザーにとって商品がお得に見えるかはとても重要。
いいなと思った商品に使えるクーポンがあったり、
ポイント20倍などの特典がついている場合、転換率が高くなりやすいことは明確ですね。
施策と絡ませて出稿することでROASを合わせていきましょう。
最低予算で配信しPDCAを回していく
設定した予算を消化するまで広告配信を止めることができない
ターゲティングディスプレイ広告。
クリエイティブや施策のPDCAをより早く回すためには、
最低予算の50,000円で継続的に配信を行うのがおすすめです。
継続的に配信を行うことによって、
ユーザーとの接触回数を多くし、楽天内での認知度を高めていきましょう。
まとめ
楽天の新しい広告、ターゲティングディスプレイ広告について解説しました!
楽天市場広告やRPP広告、クーポンアドバンス広告など
楽天内の基本的な広告をすでに配信している店舗はぜひチャレンジしてみてください!
このブログを書いているHide&Seekは、
Amazon、楽天、ヤフーショッピングの運営代行を行っている福岡の会社です。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事を書いた人
Hina Senbo
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