BLOG > ECモール>【今更聞けない…】ASIN,ビジネスレポート,広告などAmazonで使う用語を説明!

Amazon出品について初心者の方必見です!
今回はASIN・ユニットセッション率・FBAなど
出品に必要な基礎用語について解説していきます。
Amazonで商品を販売するにあたって、上記のようにさまざまな専門用語が登場します。
それぞれの用語について理解し、日々の業務に役立てていきましょう。
Amazonで販売していく上で、売上を伸ばすために
絶対に知っておくべき用語ですのでぜひ参考にしてください!
Amazonの商品情報に関する用語
まず最初にAmazon上で商品を識別する際に必要な用語について説明していきます。
ASIN(Amazon Standard Identification Number)
ASIN(エーシン)とは、Amazonで販売されている書籍以外の
1つの商品(商品ページ)に割り当てられる固有の番号のことです。
ISBNやJANコードのようなもので、Amazonで商品を識別するためのコードです。
「BO」から始まり、英数字の10桁で構成されています。
例:B071234567
商品ページをスクロールしたところに記載されている
「登録情報」や、商品ページのURL部分で確認することが可能です。
親ASIN・子ASIN
ASINには「親ASIN」と「子ASIN」の2つの種類があり、
色やサイズ違いなど、バリエーションを持つ商品を管理するための概念です。
親ASINはバリエーション全体をまとめるコード、
子ASINは各バリエーションに割り当てられたコードです。
例えば、同じマスカラの商品に「黒」・「ブラウン」・「赤」の3色があるとします。
その場合、「黒」「ブラウン」「赤」の3種類それぞれに子ASIN。
それをまとめる商品ページに親ASINが作成されます。
親ASINはバリエーションを組んだ際に複数の商品(子ASIN)を統括するもので、
特定の商品には紐づいていない架空のASINです。
バリエーションを組む際は、最初に親ASINを登録した後、
親ASINに紐づくよう3種類の商品に子ASINを作成するという形です。
バリエーション(親ASIN、子ASIN)を活用することにより
ユーザーは商品ページで簡単に色やサイズを選択することができるだけでなく、
バリエーション商品をまとめて管理することで在庫管理の効率化にも繋がります。
バリエーション登録の手順やメリットについては、
以下の記事で詳しくご紹介しておりますのでよければこちらもご覧ください!
SKU(Stock Keeping Unit)
SKU(エスケーユー)とは、「商品管理番号」で、
商品の在庫を管理するときに使用するコードのことです。
販売者が在庫管理に使用するコードで、ASINとは異なり販売者自身で自由に設定できます。
登録しなかった場合はAmazonから自動で振り当てられ、その後は変更することができません。
同じ商品で複数セットがある場合は、
最後に01や02など本数を付け加えておくと分かりやすいです。
JANコード(EANコード)
国際的な商品識別コードで、
JANコードは日本の共通商品コードとして使われている13桁の数字のコードのこと。
多くの商品に付与されており、商品を識別するための重要なコードです。
お店に売ってある商品についているバーコードの下にある数字もこれに当たります。
ちなみにJANコードは日本、EANは主にヨーロッパ、
UPCはアメリカで使用されているものを指します。
Amazonで商品を販売する際、JANコードがない商品も商品登録は可能ですが、
「製品コード免除申請」という手続きを求められることがあります。
商品登録の詳しい流れについては以下の記事でもご紹介しているので、
よければこちらも参考にしてください!
ブラウズドノート
ブラウズドノートとは、Amazonの商品カテゴリーをツリー構造で表したものです。
ブラウズドノートを設定することで顧客が商品を見つけやすくなるだけでなく、
Amazonの検索アルゴリズムにとっても重要な要素となるので、
適切なカテゴリーに商品を分類するようにしましょう!
販売・注文に関する用語
続いて、販売戦略を立てる際やビジネスレポートを見て数値分析を行う際に必要になる
販売や注文に関する用語についてご紹介していきます。
Amazonのセラーには、さまざまなデータを見ることができるビジネスレポートがあり、
セラーのメニューの【レポート】→【ビジネスレポート】から確認することができます。
データを見るうえで必要な用語について詳しく説明していきます。
セッション
セッションとは、商品ページを訪れた人数のことで
24時間以内に複数回、商品ページを訪れた場合でも1とカウントされます。
また広告を経由してページを訪問したユーザーもカウントされますが、
検索結果ページから訪れたユーザーなのか広告から訪れたユーザーなのかは見分けることができません。
ページビュー(PV)
ページビューとは、ユーザーがページを閲覧した回数のことで、
1訪問につき1回とカウントされます。
そのため、通常はセッションよりも数字は大きくなっているはずです。
PV数が多ければ多いほど商品ページへの関心が高いと考えられます。
しかし、セッションに比べてあまりにもページビューが多すぎる場合は
他の商品と比べられている可能性が高いため、
商品情報の追加や商品画像を充実させるなどの対策をとるようにしましょう。
カートボックス取得率
カートボックス取得率とは、
商品がカートに入れられた回数に対する、注文確定に至った割合です。
カート取得率 = 注文確定数 ÷ カート投入数 × 100 |
Amazonは、1商品につき1ページという決まりがあります。
以下の商品は6ものショップが出品をしている状態です。
右側にある【カートに入れる】をクリックすると
カートを取得している出品者から購入することになります。
ユーザーのほとんどはAmazonのこの仕組みを知らずに購入しているため
カートを取得していることが売上向上に直結してきます。
ビジネスレポートで確認する際にカート取得率が低い場合は注意してみておきましょう。
カート取得率が低い場合は、送料無料やクーポン付与などの特典を設ける、
購入手続きを簡略化するなどの工夫が必要になってきます。
転売業者によってカートを取得されているケースもあるので、
その場合は機会損失を防ぐために早めに転売対策をすることをおすすめします。
転売については、以下の記事で詳しく説明しています!
ちなみに、カートボックスを獲得できるのは「大口出品」のみという決まりがあります。
大口出品・小口出品について詳しく知りたい場合はこちらの記事をご覧ください!
注文された商品点数・注文品目総数
注文された商品点数とは、そのままの通り注文された「商品点数」。
注文品目総数とは、注文された商品の品目数です。
例えば、同じ商品を1人のユーザーが2つ買った場合は
注文商品点数は2、注文品目数は1とカウントされます。
そのため「注文商品点数」>「注文品目総数」となり
あまりに差がある場合は、1人が複数本を購入している可能性が高いです。
そういった場合は複数本の出品を検討すれば、より売上の拡大に繋がるかもしれません!
ユニットセッション率
ユニットセッション率とは、
ページに訪れた人の中でどのくらいの人が購入したかを確認することができる割合のことです。
ユニットセッション率 = 販売数 ÷ セッション数 × 100 |
Amazonではユニットセッション率と言われますが
通常はCVRやCV率、転換率と呼ばれるもので、商品ページの販売力を示す指標です。
セッションを増やし、さらに数値を高くすることで売上アップに繋がっていきます。
広告を見るときに必要な用語
次に、広告を見るときに必要な用語について説明していきます。
売上を伸ばしていく上でAmazon内広告はとても重要です。
Amazonで使用できる広告の種類について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ACoS(エーコス)/ROAS(ロアス)
ACoS(エーコス)とは、売上高広告費比率のことです。
売上を出すのにどれだけの広告費用がかかったのかを測ることができます。
ACoS = (広告費 ÷ 売上)× 100 |
例えば、1000円の広告費で1000円の商品が売れたとすると、
ACoSは、100%になります。
そのためACoSは、低ければ低いほど良いです。
また、ROASという指標もセラーで見ることができます。
ROASは、広告費1円に対して何円の売上を出したのかを知ることができる指標です。
ROAS = 広告費 ÷ 売上 × 100 |
Amazon内広告を運用していく上で
上記の2つはとても大切な指標になるのでぜひ覚えておきましょう!
インプレッション
インプレッションとは広告の表示回数です。
インプレッション数が多いほど、商品が多くのユーザーに露出されていることを示します。
商品を認知してもらうためにはインプレッションを増やさなければなりません。
Amazon内広告の1つである「スポンサープロダクト広告」は、
CPC広告でオークション制のため「入札額×関連性」で表示回数が決まります。
「スポンサープロダクト広告」の運用について興味のある方は
こちらの記事をご覧ください。
クリック率(CTR)
クリック率(CTR)とは、表示された広告がクリックされた割合です。
CTRでは、商品に興味を持ってくれた人の数を確認することができます。
しかし、CTRは高ければ高いほど良いというわけではありません。
CPC広告の場合、CTRが高くても注文がないときは
広告費を無駄に消化しているだけなので注意しておきましょう。
発送・商品登録の関連用語
続いて、発送や商品登録の際に使用する単語について詳しく説明してきます!
FBA・自己発送
商品を発送する方法は2種類あります。
その1つがFBAです。
FBAとは「フルフィルメント by Amazon」の略で、
Amazonが注文管理から配送関係・カスタマーサービスまで行ってくれるサービスのこと。
手数料はかかりますが、発送業務の負担を軽減できるだけでなく、
Amazonプライムに対応することで顧客満足度を高めることができます。
FBAに配送関係の全てを任せることができるとても便利なサービスです。
メリットや手数料など詳しく下の記事で紹介しています。ぜひご覧ください!
また発送方法には、FBA以外に「自己発送」があります。
「自己発送」とは、
注文管理から配送作業、お客様対応まですべてを自分自身で行う方法です。
FBAと違ってすべてを自分自身で行う必要がありますが、
「FBA手数料をかけたくない」
「商品販売数が少なく配送作業は自分ですることができる」
という場合は自己発送でも良いでしょう。
新規出品・相乗り出品
商品の出品方法は2つあります。
1つ目がAmazonで、まだ販売されていない商品を出品する「新規出品」です。
すでにAmazonで商品が販売されている場合は「相乗り出品」を行う必要があります。
なぜなら、先ほどお伝えしたようにAmazonでは
1商品につき1ページしか作成することができないためです。
出品方法について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
その他
その他、知っておいた方がいい用語について詳しく説明していきますね。
ブランド登録
「ブランド登録」とはAmazonにおけるブランドの保護をサポートするものです。
ブランド登録を行うことで、知的財産権の保護や
Amazon上でHPのようなストアページを作成することができます。
ブランド登録のメリットや登録方法については
こちらの記事で詳しく説明していますのでぜひご覧ください!
定期おトク便
Amazonでは「定期おトク便」という
対象商品を定期的に割引価格で購入できるサービスがあります。
割引の金額は、出品者負担になりますがリピートを増やす施策の1つです。
以下の記事で定期オトク便の6つの特徴を書いております。
興味がある方は、こちらの記事をご覧ください。
ポイント・クーポン・プロモーション
Amazonでは、販売を促進するためにポイントやクーポン・プロモーションなどがあります。
Amazonで売上を伸ばすためにはこのような施策を行うことが重要です。
プロモーション割引の活用方法について詳しく説明した記事はこちらになります。
ぜひご覧ください。
Amazon SEO
Amazonでは検索して商品を探す人がほとんどです。
また、検索する人の70%は2ページ以降は見ないと言われています。
そのためAmazonで売上を伸ばす上でSEO上位表示の対策を行わなければなりません。
AmazonSEOで上位表示するための方法やSEOの対策方法については
以下の記事で詳しく説明しているので、知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
まとめ
今回は、Amazonで絶対に知っておくべき単語について説明しました。
使い方も一緒に説明しているのでぜひ読み返して見てみてください!
このブログを書いているHide&Seekは、
Amazon、楽天、yahoo!の運営代行を行っている福岡の会社です。
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この記事を書いた人
Chisato
WEBコンサルティング事業部に4年、ECモール事業部に1年在籍してます! 現在は2歳のイヤイヤ期娘と日々戦ってますT_T
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