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【2023年版】初心者向けTiktok広告戦略ガイド

カテゴリー: 広告運用

Dai

           最終更新日: 2023.12.01

カテゴリー: 広告運用

サムネ

今からTikTok広告を始めようと思っている、もしくは始めるか悩んでいる方向けに、TikTok広告の開設の仕方、始め方をお伝えしていこうと思います。

TikTokの概要

まずTikTok広告を配信するに当たってTikTokがどのような媒体なのかを知っておきましょう。

 

もうほとんどの方がご存じだと思いますが一応説明すると、Tiktokは短尺の縦型動画をシェアできるスマートフォン向けのSNSアプリのことです。

 

Tiktok配信面

参照:https://apps.apple.com/jp/app/id1235601864

 

特に若い層に人気なアプリで、隙間時間や暇な時間にサクサクと動画を見ることができます。

 

高精度のAIアルゴリズムで視聴者の趣味趣向を機械学習し、ユーザーにおすすめの動画が表示されやすくなるのもTikTokの特徴です。

TikTokのユーザー層

TikTokは2018年以降データの公式発表をしていないため、2021年に博報堂が調査した内容をもとにまとめると最新のユーザー層は以下の通りです。

10代:24.4%
20代:23.8%
30代:17.3%
40代:14.1%
50代:10.7%
60代:9.4%

引用:https://digiday.jp/platforms/the-real-image-of-tiktok-users-from-the-content-fans-consumption-behavior-survey/

 

TikTokは若いユーザー層が多い印象ですが、ビジネスとしての利用も増えてきた結果ユーザーの年齢幅も広がり、今ではユーザーの平均年齢は34歳となっています。

 

また男女比は以下の通り。

男性:約55.4%
女性代:約44.6%

 

やや男性が多い結果です。

これは当初若い女性が音楽と一緒にダンスを投稿するといったことが多かったため、女性目当ての男性が集まったといった理由が挙げられています。

TikTokは購買に繋がりやすい

「TikTok売れ」という言葉があるように、今やTikTokはただのコンテンツ動画を見るためだけのアプリではありません。

 

本やお菓子、化粧品などが動画で紹介されバズるとAmazonや実店舗でさえも売り切れが起こってしまうほどの影響力があります。

 

その1例としてご紹介したいのが「地球グミ」です。

@enn_alice0419

地球グミ!!!#地球グミ #喋る #食べる #fyp

♬ p.h. – SEVENTHLINKS

通称「地球グミ」と呼ばれるこの商品は元々海外の商品ですが、LOFTやヴィレッジヴァンガードなど日本でも販売を開始した店舗でも売り切れが続出するまでになりました。

 

きっかけは韓国のYoutubeが取り上げたことでしたが、その後ASMRでの投稿が増え話題に。さらにそのASMRの切り抜き縦動画やTikTokerの紹介が爆増しました。

 

その結果、「食べてみたい!」というユーザーが続出し、オンラインオフライン問わず売り切れ状態が続いたのです。

 

このようにTikTokがユーザーの購買行動に与える影響はとても大きく、ビジネス施策として利用する企業も増えています。

TikTok広告の特徴

TikTok広告はコンテンツ動画の間に表示される動画広告で、他の動画と同じフォーマットで広告が流れるためネイティブ感のある広告を訴求することができます。

 

コンテンツ動画同様にユーザーの興味関心を機械学習し、より反応が高いユーザーに広告を配信可能です。

 

またTikTok広告には運用型広告と大きく2種類があります。

※この記事ではPangleの説明を省きます

運用型広告

1つ目は運用型広告です。1日の日予算を調整したり効果が悪い広告効果を都度止めたりすることで、広告の費用対効果を配信しながら上げていくことができます。

 

キャンペーン目標は8つから選べ、最適化をかけたいポイントに対してより高い広告効果が期待できます。

 

運用型広告のメリット

運用型広告の1番のメリットは自由度が高いということです。

広告の効果が高ければその場で日予算を上げたりキャンペーンを複製して配信したりして配信拡大できますし、広告の効果が悪ければその場で広告の停止を行うことができます。

 

去年2022年のTikTok広告はターゲティングAIの精度が高いことに加え、まだ動画広告でのノウハウが業界に少なかったです。

 

ノウハウがついた運用者にとっては高ROASを狙え、2022年のアド業界はかなり盛り上がっていました。

運用型広告のデメリット

デメリットとしては高ROASが狙える半面、手動でかなり手間がかかるということです。

認知に繋がりやすい

Tiktok広告は、他の静止画広告と違って、視覚的に商品を伝えることができ、動画の内容次第では、バズらせたり、印象に残りやすかったりなど、視聴者の認知に繋げやすいことがメリットとしてあげられます。

若年層に伝わりやすい

Tiktokの利用率ですが、総務省によると、10代のうち57%・20代のうち28.6%がTikTokを利用しており、他のSNSと比べても、より高い割合でSNSを利用されていることがわかります。
また、動画のリポストなども積極的なため、商品が広まる可能性も高い傾向にあります。

Tiktok広告のデメリット

demerit

LTVに要注意

定期の商品などはLTVに注意しましょう。

若年層からの購入も多いことや、衝動買いなどをするユーザーも多いため、解約率が他の媒体と比較しても高い傾向にあります。

 

特に、割引などで購入を促すと、値上がりする2回目以降で、解約がかなり多く出るといった事例も数多く存在します。

 

LTVを下げないためにも、より商品にマッチしたユーザーに、広告を配信するように心がけるのと、商品の内容を正確に伝える意識を持つことが重要です。

広告制作に時間がかかる

他の広告と違って動画広告のため、一本一本の制作には時間がかかります。

動画を作成するためには、「シナリオ作成→動画素材収集→音声作成→動画編集」の過程が必要であり、要領を得るまでは中々の時間がかかるかと思います。

 

当たればかなりの効果を見込めますが、最初は時間がかかることを念頭に入れてTiktok広告に臨みましょう。

Tiktok広告の始め方

さて、それでは実際にTiktok広告を始めるにはどうすればいいのか。

順を追って説明していきます。

アカウント開設

まずはアカウント開設です。
以下からTiktok広告のアカウントを開設しましょう。
https://getstarted.tiktok.com/jpbrand5/

 

国や会社名、タイムゾーン、支払い方法、会社情報などを入力したら、広告アカウントの登録は完了です。

実際に広告の設定を行う管理画面に、ログインできるようになります。

 

Tiktok管理画面

タグの設置

続いて、数値を計測するためのタグの設置です。

 

タグの設置方法はいくつもありますが、ここでは簡単な方法をお伝えいたします。

 

まず以下の画面のように、画面上部のタブの「アセット→イベント」を選択。
右の「ウェブサイト」を選択しましょう。

 

Tiktokタグ1

 

画面中央の「ピクセルの作成」をクリックしましょう。

 

Tiktokタグ2

 

ここで言うピクセルが、数値を計測するためのコード(タグ)です。

 

続いて、分かりやすい名前をつけ、左の「TikTok Pixel」を選択しましょう。

 

Tiktokタグ3

左の「手動でピクセルコードを実装」を選択します。

 

Tiktokタグ45

左の「イベントビルダー」を選択します。

 

Tiktokタグ5

 

画面上部のピクセルコードをコピーして、数値を計測したいページにコードを設置しましょう。

 

Tiktokタグ6

入金設定

続いて入金設定です。右上のビジネスセンターを開きましょう。

 

Tiktok入金1

 

「代理店」「広告主」当てはまる方を選択しましょう。

 

Tiktok入金2

 

手順に従って、入金設定を行います。

 

Tiktok入金3

キャンペーン作成

入金設定まで完了したら、実際に広告を入稿します。

 

キャンペーンのタブを開き、「作成」を選択します。

 

Tiktokcampaign1

 

目的にあったものを選択しましょう。
購入を目的とする場合は、「ウェブサイトのコンバージョン数」を選択します。

 

Tiktokcampaign2

 

続いて、キャンペーン名をつけ、続行を入力します。

 

Tiktokcampaign3

広告セット作成

次に広告セットを作成します。

広告セットでは、セグメントやオーディエンス、1日の予算などを決めます。

 

まずTiktokピクセル、最適化イベントを選択し、ここで選んだ最適化イベントに応じて、成果となる数値を計測します。

※選択肢が表示されない場合は、タグの設置がうまくいっていないので見直しましょう。

 

Tiktok広告セット1

 

プレースメントでは、「手動プレースメント」を選択し、広告を表示したい面を選択しましょう。

 

Tiktok広告セット2

 

TikTokアプリ面にのみ配信したい場合は「TikTok」にのみチェックが入るようにしておきましょう。

 

配信対象では、広告を表示したいユーザー層を設定します。

※自動学習機能で成果に結びつきやすいユーザー層に配信が寄っていくので、設定しなくても大丈夫です。

 

Tiktok広告セット3

 

予算とスケジュールを設定します。

初動は、目標CPA分の金額で設定をするのがおすすめです。

 

Tiktok広告セット4

 

入札と最適化を設定します。
最小コストを選択すると、CPAをなるべく安く抑えながら、獲得を目指してくれます。

 

Tiktok広告セット5

広告の入稿

最後に広告を作成します。

 

カスタムアイデンティティを設定します。広告が表示される際のユーザー名のようなものです。

広告に関連する名前にしましょう。

 

Tiktok入稿1

 

実際に、動画とテキストを入稿します。

 

Tiktok入稿2

 

表示する広告を入稿します。

 

Tiktok入稿3

 

その後、確認に進めば、広告の入稿は完了です。

広告は、広告セット単位で3つほど入稿するのが、おすすめです。

動画広告を制作する際のコツ

point

 

では、実際にどのようなことを意識して、広告を作成するのがおすすめなのかを、ご紹介いたします。

サクサク見られるテンポにする

基本的にユーザーは、娯楽として動画を見ています。

くどい言い方だったり、なんとなく違和感があったり、ストレスを感じる動画はすぐにスキップされてしまいます。

 

大事なのは、ストレスを与えずに最後まで見てもらうこと。

一定のテンポでさらっと見られる作りにしましょう。

視覚的に伝わる内容にする

動画を作るときは「如何にわかりやすくするか」が重要となってきます。

視覚的に内容を伝えられるメリットを生かし、伝えたいことを動画で実際に表現するなどし、伝えることが大事です。

 

また動画素材に限らず、ショックなシーンではよりショックになるように、ポジティブなシーンはよりポジティブになるように、エフェクトやフォントデザインや効果音を使い、より強調してあげることも大事です。

冒頭の2秒間で目に止まる内容にする

ここがかなり重要なのですが、Tiktok広告の特徴として、配信される動画はより興味を持ってもらえそうなユーザーに配信されます。

そしてその判断は、最初の冒頭の2秒間が大きく影響しているのです。

 

つまり最初の2秒間で、いかにターゲットユーザーの目に止まるかが広告の効果を決める大きなポイントとなります。

どれだけ内容が良くても、最初の2秒間で関係ないユーザーまで集めてしまっていたら関係ないユーザーにもたくさん広告が流れるようになってしまうということです。

 

広告を作成する際は、ひたすら最初の2秒間を作り替え、効果がいい広告ができるまでテストを繰り返しましょう。

まとめ

今回の記事では初心者向けにTiktok広告について紹介しました。

 

何はともあれまずはやってみることが大事なので、実際に配信してみながら、どのような広告が効果がいいのか検証してみてください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

Dai

Web広告4年目。毎日記事のPDCAとクリエイティブ作成を必ず行い、Webマーケティングを追求することに明け暮れています。人の意見より数字しか信じられなくなってしまった社会不適合者。猫は好きです。

     

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