BLOG > ECモール>amazon手数料を他モール手数料と比較して解説
amazonでこれから出品を考えている方にとって、
「amazonの出品手数料ってどのくらいかかるの?」
「他のモールと比べて手数料は高いの?」
など、たくさん疑問がありますよね。
この記事では、Amazon手数料について、出品者アカウントの種類による違いから、Amazon以外のオンラインマーケットプレイスとの比較まで、詳しく解説します。
この記事を読んでAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングを含め、自分に適したECサイトを選んでください。
Amazon手数料の詳細
amazon手数料は、基本的に、月額出品手数料・販売手数料・FBA手数料、この3つに分類されます。
「出品プラン」
「販売している商品カテゴリー」
「FBA利用の有無」
によって、異なります。
月額出品手数料
Amazonで販売する際には、「大口出品」と「小口出品」の2種類からプランを選択することになります。
月に50件以上販売する場合は、必ず「大口出品」にしてください。
また50件売れない場合でも、大口出品にしかできない機能がたくさんあるので、「大口出品」を選ぶことをお勧めします。
販売手数料
販売手数料とは、商品が売れたタイミングで発生する手数料のことです。
販売する商品が属する商品カテゴリーや、販売金額によって異なるので、注意してください。
この記事では、いくつかのカテゴリーの販売手数料について、記載します。
手数料を知りたいカテゴリーがない場合は、下記リンクを参考にしてください。
https://sell.amazon.co.jp/pricing?ref_=sdjp_pricing_calc_n#cost-calculator
FBA手数料
FBAとは、amazon側が商品の梱包から、発送カスタマーサービスの提供まで、一気通貫して行う出品支援者プログラムのことです。
FBAにおける詳しい説明については、別記事を参考にできます。
amazonの物流拠点に商品を置いておくことで、amazonが商品の保管・注文処理・配送・返品に関するカスタマーサービスまでを、代行してくれます。
商品が速く届くことに、価値を感じるamazonユーザーは多いので、amazonで売上を上げていきたいのであれば、FBAは必須の戦略です。
自己発送からFBAに発送方法を変更しただけで、CVRが数%も伸びる事例があるので、まだやっていない人は、是非検討してみてください。
さて、FBA手数料ですが、大きく2つに分かれます。
①配送代行手数料
②在庫保管手数料
配送代行手数料
配送代行手数料は、「amazonが商品の出荷・梱包・発送すること」に、かかる手数料です。
販売時の商品のサイズ・重さの2点で手数料が変わり、サイズ・重さによって以下の5種類に分類されます。
・FBA小型軽量商品プログラム
・小型サイズ
・標準サイズ
・大型サイズ
・特大型サイズ
FBA小型軽量商品プログラム
上記5種類の中で、一番お得なプログラムです。
ただいくつか条件があるので、下記を参考に、条件をクリアできているかどうか確認してください。
<FBA小型・軽量商品プログラムの対象商品>
・配送パッケージサイズが「35.0cm x 30.0cm x 3.3 cm」よりも小さいか
・商品の包装重量が、1,000g以下
・販売単価が、1,000円以下
どうですか?けっこう条件が厳しいですよね。
さらに、下記条件に該当する場合は、FBA小型軽量商品プログラムを使えないので、注意してください。
・中古商品
・アダルト商品
・危険物(リチウム電池本体・リチウム電池を含む商品を含む)
・お酒類
・温度管理商品
・FBA定期おトク便をご利用中の商品
以上の条件をクリアしていれば、FBA小型軽量商品プログラムを使うことができます。
配送代行手数料ですが、200円前後と非常に安いです。
小型サイズ
最大寸法が25cmx18cmx2.0cm以内で、重量が250g以内の商品は「小型サイズ」となり、1点あたりの配送料は288円です。
標準サイズ
標準サイズは4種類に区分され、最大寸法100cmで最大重量が9kgとなっています。
配送代行手数料も区分1と区分4ではだいぶ違いますね。
大型サイズ
大型サイズは8種類に区分され、最大寸法200cmで最大重量が40kgとなっています。
配送代行手数料は区分1と区分8では標準サイズ以上に差が大きくなっていますね。
特大型サイズ
特大型サイズは4種類に区分され、最大寸法260cmで最大重量が50kgとなっています。
配送代行手数料は区分1と区分4で約3000円の開きがありますね。
配送代行手数料は、発送する商品の寸法と重量で変わります。
納品する際に、情報を間違えないように記入してください。
もっと詳しく知りたい場合は、下記リンクを参考にするといいです。
https://sell.amazon.co.jp/pricing?ref_=sdjp_pricing_calc_n#cost-calculator
在庫保管手数料
FBAの在庫保管手数料は、AmazonFBA倉庫にて商品を保管・管理するためにかかる手数料です。
1日あたりの平均スペース使用量・カテゴリー、保管時期、サイズに基づいて算出されます。
服&ファッション小物、シューズ&バッグ
服&ファッション小物、シューズ&バッグの2カテゴリーに関しては、サイズによって在庫保管手数料は変わりません。1月〜9月が安く、10月〜12月が高い金額設定となっています。
服&ファッション小物、シューズ&バッグを除く
服&ファッション小物、シューズ&バッグ以外のカテゴリーでは、サイズによって在庫保管手数料が変わります。1月〜9月が高く、10月〜12月が安い金額設定となっています。
FBA在庫保管手数料は、配送代行手数料と比べると、そこまで高くありませんが、かなりの在庫をamzon倉庫に入れすぎて放置していると、意外と高い金額請求されていたりするので、注意してください。
Amazon、 楽天、 Yahoo!ショッピングの出品手数料の比較
続いては、amazonの手数料を、楽天やYahoo!ショッピングと比べてみましょう。
楽天とyahooは、イベントでの販促などでかなり変動するので、だいたいこのくらいかかるという認識で、お願いします。
※楽天:スタンダードプランで料金表示
※amazon:大口出品で料金表示
どうですか?
手数料だけで比較すると、それぞれのモールで全然違いますよね。
手数料以外にも、利用しているユーザーの特徴や、売れるカテゴリーなど他の違いも考慮した上で、出店するモールを決めることを、お勧めします。
上記ではかなり大雑把なため、詳しくyahooショッピングと楽天手数料を、見ていきましょう。
Yahoo!ショッピング手数料
Yahoo!ショッピングは、月額手数料と販売手数料がかからないのが、大きな特徴です。
出品する際のハードルがとても低いため、競合がたくさんいるというデメリットもございます。
では、他にYahoo!ショッピングでかかる手数料を見ていきましょう。
ストアポイント原資負担:売り上げの1~15%
キャンペーン原資負担:売り上げの1.5%
アフィリエイトパートナー報酬原資:1~50%
アフィリエイト手数料:アフィリエイトパートナー報酬原資の30%額
入金サイクル手数料:0~0.4%
各種決済サービスの手数料:3~4.48%、150~300円/1回
かなり種類がたくさんありますね。
Yahoo!ショッピングは、売上を上げていくためには、いろいろな施策を行わないといけないので、意外と手数料がかかっている場合があります。
こまめにYahoo!ショッピングからの請求を、チェックするようにしましょう。
楽天手数料
楽天は、初期費用がかかってくるのが、他モールと異なる点です。
そして、プランは「がんばれ!」「スタンダード」「メガショップ」の3つに分かれています。
「がんばれ!」プランは、固定費用は安いが、変動費用が高いです。
そのため初めて出品する人に、おすすめのプランです。
「スタンダード」と「メガショップ」プランに関しては、登録商品数や画像容量から決めていただくと、いいと思います。
また、上記の他にかかってくる手数料も、載せておきます。
楽天ポイント;楽天会員が購入した代金の通常1.0%
モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料:月間売上高の0.1%
楽天スーパーアフィリエイト:商品別料率2%~+成果報酬別料率15%~
R-Messe利用料:3,000~5,000円
楽天ペイ利用料(楽天市場決済):利用料月間決済高の2.5%~3.5%
まとめ
この記事では、amazon手数料と他モールの手数料について、説明してきました。
手数料は利益に直結する部分ですので、細かく一円単位でチェックすることが大事です。
また、amazonだけではなく、楽天やYahoo!ショッピングなどの、他モールの手数料や特徴などを考慮した上で、出店するモールを決めるといいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事を書いた人
Tomoya Awamiya
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