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【2023年初心者向け!】いまさら聞けないディスプレイ広告とは?

カテゴリー: 広告運用

Shiori Hashizume

           最終更新日: 2023.07.19

カテゴリー: 広告運用

「ディスプレイ広告を始めるといいって聞いたけど、そもそもディスプレイ広告ってどんなものなのか分からない…」とお悩みの方へ。

 

今回はディスプレイ広告について、初心者の方でも分かりやすくご紹介します。

 

 

ディスプレイ広告とは

まずディスプレイ広告とはwebサイトやアプリ上の広告枠に表示される画像、動画、テキスト広告のことです

 

 

この広告をユーザーにクリックさせることで遷移先に設定した広告主のwebサイトヘ誘導することができます。

 

遷移先はWEBサイトはもちろんのこと、記事LPやアプリなど様々です。

 

広告が掲載される場所は媒体によって異なり、例えばGoogle広告とYahoo! JAPAN 広告では次のような特徴があります。

 

YDAGDN
提携している配信先LINE・朝日新聞デジタル・cookpad・GameWith・毎日新聞等Google Adsense提携サイト・食べログ・ライブドアブログ等
提携サイトの特徴法人のみ個人運用ブログも対象
フォーマットの違いテキスト・バナー・動画(縦動画無し)テキスト・バナー・動画

 

ちなみにGoogleのディスプレイ広告のことを「GDN」、Yahoo!のディスプレイ広告のことを「YDA」といいます。

 

媒体によって広告を表示できる場所が異なるということは、広告を見ているユーザーもそれぞれ違う特徴があるのです。

 

そのため「広告をどんなユーザーへ表示させたいか」によって、出稿すべき媒体も変わってきます。

 

しかし私たちがオススメするのは予算が許す限り両方の媒体に出稿すること

 

商品やサービスについて数多くのユーザーに知ってもらうためには、YDAもGDNもどちらも押さえておきたい媒体です。

 

>>>GDNについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

もし、予算の問題があるのであれば、まずはターゲットとなるユーザーが普段どんなサイトを訪れていそうなのかを考えていくことから始めましょう。

ディスプレイ広告の配信の種類

ここでは、ディスプレイ広告で主に配信される広告を2つ紹介します。

バナー広告

インターネット広告のうち、画像やアニメーションによって表現する広告です

 

あらかじめ決められたサイズでリンク付きの画像を表示し、ユーザーがクリックすることで広告主へのwebサイトへ誘導されるようになっています。

 

バナー広告は、視覚的に表現することができるためイメージを喚起しやすく、文字で表現するテキスト広告に比べても、訴求力が強いというのが特徴です。

 

サイズにはいくつかの規格があり、1200×628, 1080×1080, 300×250ピクセルのサイズが一般的になります。

 

 

上の画像のようにYahoo!の検索画面にある広告のほかにも、みなさんが普段使っているブログやアプリに表示される広告もバナー広告です。

レスポンシブ広告

ユーザーが使う端末はパソコンやスマホ、タブレット等様々なため、サイト上に表示される広告枠もさまざまな大きさや形式があります。

 

そのようにたくさんある広告枠に対して

「できればすべてのサイズのバナーを用意して配信数を最大化したい!」
「配信すべき面に配信されないという機会損失をできるだけ少なくしたい!」
「だけど毎回、全サイズのバナーを用意するのはすごく大変…」

 

そのように悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

 

そんな人のためにあるのが、バナー広告の1種であるレスポンシブ広告です。

 

レスポンシブ広告は端末やサイトによってサイズの異なる広告枠に対して、自動でサイズやレイアウトを調整し、広告枠に収まるデザインで広告を配信してくれます。

 

そのため全サイズ用意する必要がなく、特定サイズの画像を入稿するだけでいいので、効率よく広告を出すことができるのです。

 

>>レスポンシブ広告についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

リスティング広告との違い

ディスプレイ広告とよく一緒に使われるものが「リスティング広告(検索連動型広告)」です。

 

リスティング広告(検索連動型広告)とは、以下の画像にあるようにYahoo!やGoogleの検索結果画面の上部や下部に表示される広告のことを指します。

 

 

ちなみに上の画像の中にあるオーガニック検索は広告ではない通常のサイトのことです。自然検索とも言われています。

 

このリスティング広告とディスプレイ広告の違いは以下の通りです。

 

ディスプレイ広告リスティング広告
掲載場所WEBサイト・アプリ検索結果画面
広告形式テキスト・バナー・動画テキスト
課金体型クリック単価・インプレッション単価クリック単価
ユーザーの特徴潜在層顕在層

 

リスティング広告(検索連動型広告)は「検索結果」に表示できる広告であるのに対し、ディスプレイ広告は「関連サイト」に画像を含めて表示できる広告です。

 

つまり、特定のサービスや商品が欲しくて検索したユーザー(顕在層)にアプローチするのがリスティング広告(検索連動型広告)になります。

 

>>>リスティング広告について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

 

それに対して潜在層にアプローチできるのがディスプレイ広告です。

 

 

ニュースアプリやサイト、興味のあるメディアサイトを訪問しているユーザーの中には、自分の抱えている問題に気づいていないユーザーがいます。

 

そこでふと自分の悩みを解決してくれるような広告が流れてくると人は「確かに自分これに悩んでたな…」「そういえばこういうの欲しかったな」と思い始め、自分の中の問題が顕在化してくるのです。

 

このアプローチを活用することでより多くの顧客を獲得することができるようになります。

ディスプレイ広告のメリット

認知拡大ができる

検索結果の画面でしか表示されないリスティング広告(検索連動型広告)と比べると、様々なサイトに表示することができるディスプレイ広告は、掲載できる場所が非常に多いです。

 

そのためサービスや商品の認知拡大には最適です。

ユーザーの目に止まりやすい

ディスプレイ広告は画像や動画を使えるので、サービスのビジュアルを伝えることもできます。

 

ある調査によると、ビジュアルを使用したプレゼンテーションは、ビジュアルなしのものと比較して、43%説得力を持つという結果もあるのです。

 

テキストだけでは伝わらない魅力を具体的に伝えることができるので訴求力が高まります。

リターゲティング(リマーケティング)が可能

リターゲティングとは、一度webサイトを訪れたもののコンバージョンには至らなかったユーザーに対して、再度広告を表示する広告手法です。

 

一度はサービスや商品に興味を持ってWEBサイトに訪れたが、何かの理由で離脱してしまったユーザーに再びアプローチすることで、購入や申し込みといったコンバージョン率を高めてくれます。

パフォーマンス力

リスティング広告は自ら検索した人にのみ表示するので、検索ボリュームが表示回数の上限となります。

 

対してディスプレイ広告は潜在層にまでアプローチするので、表示回数が圧倒的に多いです

 

つまり、より大きな利益につながる可能性があります。

クリック単価が安い

WEB広告は基本的にオークション制を取っているため、CVRが高く広告主が集まりやすいリスティング広告に比べて、広告枠が広く競争がなだらかなディスプレイ広告の方がクリック単価(1クリックにかかる費用)が安くなります

そのため同じ予算でもリスティング広告に比べて、多くのユーザーをサイトに勧誘できるのです。

ディスプレイ広告のデメリット

リスティング広告に比べてCVRが低い

CVRとは【コンバージョン率】のことで、ユーザーがクリックした数に対してどれだけコンバージョン(購入・登録など)されたかを示すものです。

 

>>CVRについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

 

計算方法は、CVR = CV(コンバージョン)÷ CTs(クリック数)×100で出すことができます。

 

 

リスティング広告に比べ表示数が多いのでクリック数が増えやすいことと、潜在層にも表示できるのがディスプレイ広告の特徴です。

 

クリックした時点では、リスティング広告に比べると「この商品(サービス)を購入したい」という気持ちが薄いので、、今すぐサービスが欲しい人たちと違い「あとでいいや」となることが大いにあり得ます。

 

そのためリスティング広告よりもCVRは低くなりがちです。

 

しかし、広告はたくさんのユーザーに見てもらうだけでも効果があります。

 

その時すぐにコンバージョンに繋がらなかったとしても、未来につなげることができるのです。

 

今はニーズに気づいていないユーザーでも、将来気づいた時に「そういえば、あれがあったな」と思い出して、検索してくれる可能性もあるためディスプレイ広告は必須の広告といえるでしょう

効果が高い広告を見つけるまでに時間がかかる

ディスプレイ広告は、リスティング広告ではできないバナー広告や画像と文章を組み合わせて配信するなど様々な広告を出すことが可能です。

 

しかしながら広告枠のサイズも多岐にわたり、1つの媒体だけであっても全てを網羅するとなるとクリエイティブバナーを用意するまでに時間がかかります

 

そのため効果の高いサイズ枠や訴求を見つけるのにも時間がかかるのがデメリットと言えるでしょう。

注意点

ディスプレイ広告を運用していく上で注意する点をいくつかあげていきます。

広告費の消化ペースが早い

広告枠がとても多いため広告費の消化ペースが速いです。

 

そのため狙いたいターゲットではないユーザーへクリックされてしまうと、そこに最適化がかかりやすく無駄な広告費が発生するので、初動はターゲットを絞ったり日予算を抑えめにしたりなどの対策が必要です。

ランディングページ(LP)との統一感が大事

LPとは、広告をユーザーがクリックして最初に到達(ランディング)するページのことをいいます。

 

成約率(CVR)を上げるためには、このランディングページ(LP)を最適化させることが重要です。

 

表示広告とLPが統一しているかによって、CVR(コンバージョン率)は変わってきます。

 

どんなLPが一番パフォーマンスがいいのか常にテストを繰り返しましょう

CTA(call to action)ボタンを表示する

CTAボタンとはユーザーにとってもらいたい具体的な行動を促すボタンのことです。

 

例えば下記のような「詳細はこちら」や「お問い合わせ」などのボタンがそれに当てはまります。

 

 

米国のコンテンツマーケティング・サービスを提供するcopyblogger社の調査によるとバナー内にCTAのボタンを用意することで、クリック数が45%増加することが分かっているのです。

 

それぞれの広告に最適なCTAボタンを表示するようにしましょう。

 

まとめ

ディスプレイ広告についての理解していただけたでしょうか。

 

今、インターネットユーザーは利用時間の95%を動画やブログなどサイトの閲覧に費やしていると言われています。

 

ディスプレイ広告はこうしたコンテンツへ広告配信するのに非常に効果的なのでぜひ活用していきましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

Shiori Hashizume

webコンサル事業部所属。広告運用しながら日々勉強中。

     

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